ネガテイブ人生論

人生について暗い視点でデイープに考えるブログ

年賀状に映る幸せ

 

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この時期、来年の年賀状を書くために
昨年来た年賀状を振り返る。

 

幸せそうに写る家族の姿
赤ちゃんのドアップだったり息子の野球姿だったり

家族皆で行った旅行の記念写真だったり
どれも幸せにあふれている。

 

私にも家族がいる
この人達と同じだ。

 

でも年賀状の中の人達はとてもとても幸せそうに映る
本当はみなそれぞれ悩みもあるのだろうけど。

 

結局、世の中ってのはこういうステレオタイプな
幸せの価値観で覆われている。

 

名の知れた会社で働いている、大きな家に住んでいる、
容姿の良い相手と結婚して子供も二人いる、とか。

 

そういったところに近づくことがまるで
幸せの本質に近づけるみたいに無言で誘われていくけど

 

そこに頑張って近づいたところで
一時でない永久的な幸せなど存在しない。

 

「幸せ」という名の蜃気楼にやっと手が届いたと思っても
それはまるで迷路に迷い込んだかのようだ。

 

世の中の幸せの定義は決して自分の定義ではないが
それがわからないまま生きていくことは
多くの苦しみを生むことになる。

 

おそらくほとんどの人はこの迷路に入りこんだまま
死んでいくのだろうが

 

もしこの迷路から抜け出てしまったなら
それはまた大変な不幸だ。

 

ほとんどのことには意味も価値もないということに
気が付くかもしれない。
生きている意味を失うかもしれない。

 

どうやら私はだいぶ出口まで来てしまったようだ