弱気になるネガティブ感情が心の宝石だったらどうしますか? 【②TEDプレゼン後半内容】 全③回
【②TEDプレゼン後半内容】
【①TEDプレゼン前半内容】 のつづき
ブレネーはこのAのような自己価値が高く愛と帰属意識の高い人達を
「whole-hearted people(全部の心の人、全身全霊の人)」と呼んでいる。
この人達はsense of courage(本当の意味での勇気)を持っている。
Courage(勇気)の「cor」はラテン語の「heart(心)」から来ており
元来の意味は「自分がどんな人間であるかを本当の(全部の)心で話すこと」。
自分の本当の心をさらけ出すことが「courage(勇気)」なのだと。
また「whole-hearted people」は自分が不完全なことに対しての勇気(構え)がある。
自分自身に対してそして他人に優しく接することができ
自分にできるからこそ他人にも実践できる。
そしてconnection(人との関わり)を持つ。そのためにも大事なことだが、
自分が考えている自分自身にしつこくこだわり続けない。
Vulnerabilityを邪魔なものと捉えず必要なものとして愛おしむことができる 。
保証や不確実なこと(人間関係も含め)にしっかりと立ち向かおうとする。
では「whole-hearted people」のように心の脆さを大切に胸にしまいながらも
困難に飛び込み学び成長していく人がいる一方 、
立ち向かおうとしない人達はこの弱気になる感情(vulnerability)とどう向き合っているのか。
立ち向かおうとしない人達はVulnerabilityが心にやってくるたびに
お酒やスイーツなど何かで気を紛らわせVulnerabilityの感覚を
麻痺させ感じないようにしているという。
ここでブレネーははっとさせられることを言います。
「悲しみ、劣等感、恐怖、落胆等のマイナス感情だけを選んで
麻痺(無感覚)にすることはできません。
心を麻痺させているときは喜び、感謝、幸福 といった
プラスの感情まで感じなくさせてしまうのです。」と。
脆く壊れそうな心を感じたくないからとお酒でごまかしていたら
さらに惨めな気持ちになり人生の目的や意味を失い、
またお酒などでごまかし、より深刻に不安な気持ちに満たされてしまうのだと 。
悪い依存サイクルです。
【③TEDプレゼンまとめと感想】 に続きます。
※原文を一部抜粋し翻訳しています。
もし間違っているところがあった場合はご容赦ください。