恋愛=架空空間での出来事
人と人が恋愛関係でいられるのは結局架空の空間だけだ。
ひとたび現実に入れば摩擦の渦に飲まれ目が覚める。
出会い、運命といったことは偶然でしかなく
結婚した相手も結婚していなければ不倫の対象になり
結婚していない相手も結婚すれば嫌悪の対象になる。
出会って間がない相手(想像、デフォルメされた恋人像)と
夢世界を回遊するのは快楽的なことではあるけれど
現実世界からかけ離れた架空の出来事でしかない。
架空の快楽はあまりに刺激的な媚薬
現実ではないと知りながらまた人は刺激を探し始める。
それらが生きる源になっていることも当然否定できない。